January 15, 2020

EMURGOの2019年の大ヒット製品:セイザCardanoブロックチェーンエクスプローラー&タンガタ・マヌ

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あけましておめでとうございます。昨年はEMURGOにとって、実りの多い1年となりました。今回は2020年の始まりにあたり、EMURGOが昨年Cardanoコミュニティに提供を開始した製品を振り返ってみましょう。Cardanoの公式パートナーであり商業化部門を担うEMURGOは、Cardanoの分散型ブロックチェーンエコシステムを採用するプロジェクトや組織の構築、投資、教育、アドバイスを行うことにより、Cardanoの世界的な導入を推進し、ADA保有者に価値を提供しています。

CTOのNicolas ArquerosとR&DエンジニアリングリードのSebastien Guillemotが率いるシステム開発ユニットは、2019年に2つのCardano ADA製品の提供を開始しました。2018年10月には最初の製品としてヨロイウォレットをすでにリリースしていますが、2019年にはこれに続き、セイザCardanoブロックチェーンエクスプローラータンガタ・マヌを提供開始しました。EMURGOのシステム開発ユニットは、スタートアップや企業のニーズにあわせてカスタマイズされた製品やサービスを構築することで、Cardanoエコシステムの活用を支援することに加え、実世界でのCardano ADAの適用性を向上させ、ADA保有者に実用的な利便性を提供することにも注力してきたのです。

それでは、セイザとタンガタ・マヌの2019年の歩みを振り返ってみましょう。

セイザCardanoブロックチェーンエクスプローラー –  Shelleyの物語を明らかにする

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EMURGOは2019年4月、セイザCardanoブロックチェーンエクスプローラーの開発を発表し、2019年5月に提供を開始しました。セイザという名には、ADAユーザーにとってCardanoブロックチェーンの総合的な指針となるように、という意味が込められています。セイザは、ADAユーザーがトランザクションやその他のCardanoブロックチェーンに関する重要情報(ウォレット履歴、アドレス、ブロックサイズ、ステークプールなどのリアルタイムデータ)を追跡できることを目的としています。完全な分散化やADAのステーキング機能を実現するShelley、およびCardanoインセンティブ付きテストネットの開始に伴い、セイザはShelleyの機能に関するリアルタイム情報の表示に対応する予定です。

ShelleyはCardanoに多数の新たな変化をもたらしますが、一方で最新化や保守にはさまざまな作業が必要となります。Cardanoはオープンソースという性質を持つため、Shelleyの最新の機能をセイザに組み込み表示させるには、全く新しいプロトコルを用いるも同然の作業が発生します。

EMURGOの技術チームは、Cardanoの最新の技術開発に関して、常に情報を収集し、IOHKとも密に連絡を取り合っています。このためEMURGOには、Cardano ADAブロックチェーンエクスプローラーを構築するための知識が蓄積されています。他に類をみないセイザ固有の価値とは、ロードマップに基づく開発の背後に隠された物語を明らかにする点にあります。すなわち、ただウォレットアドレスや履歴を表示するだけではなく、プロトコルの開発や準備状況が整い次第、ネットワークの分散化の性質やネットワークの時系列的な進化、リアルタイムのトランザクションやステーキングデータなどを示すのです。

セイザは、EMURGOが既に開発および提供するヨロイウォレットとも総合的な互換性を持ちます。どちらの製品も、定期的にアップデートされ、手厚いカスタマーサポートを備えた素晴らしいユーザー体験を実現しています。

タンガタ・マヌ – Cardano ADAエコシステムのためのオープンツールボックス

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タンガタ・マヌは、CardanoコミュニティのためにリリースされたEMURGOの最新製品です。2019年9月に提供が開始されたタンガタ・マヌは、サードパーティ開発者や企業がインターネットブラウザやモバイル端末上でCardano ADAのセキュアなライトウォレットやエクスプローラーを開発できる、EMURGO GitHubで利用可能な完全なオープンソースのコードベースライブラリです。EMURGOのヨロイウォレットは、すでにタンガタ・マヌを通じて動作しており、Shelleyとの互換性も有しています。

Cardanoエコシステムに対する価値やサービスの付加というプロセスをサードパーティ開発者や企業に開放するということは、Cardanoが完全なサービスプラットフォームへと成熟していく上で、重要な役割を果たします。

EMURGOは2019年はじめに日本において、ヨロイウォレットを経由したADA決済の実店舗への導入を進め、大阪の有名焼肉店でのADA決済などを実現しました。

タンガタ・マヌは、Cardanoに関心を持つ才能豊かな開発者に、必要なツールを提供しています。EMURGOの経験豊富な技術チームのサポートも実施することで、そのアイディアや才能をCardanoエコシステムに取り入れることができるようになりました。

2020年に向けて

今回ご紹介した開発製品や、リブランディングの試み、強力なソーシャルコミュニティ新たなパートナーシップ投資教育サービスShelleyに関するCardanoロードマップ展開などを通じ、2019年はEMURGOにとって素晴らしい一年となりました。技術開発だけではなく、Cardanoの商業化にとっても、必要となる基盤を築くことのできた年でした。最新の開発状況については、引き続きTwitterYouTubeなどのソーシャルメディアをご覧ください。

2020年が皆様にとって素晴らしい一年となるよう、EMURGO一同お祈りしております。

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EMURGOは、Cardanoをグローバルに発展させる
EMURGOはCardanoブロックチェーンの導入を促すだけでなく、Cardanoの分散型ブロックチェーンエコシステムを採用しているプロジェクトや組織を創出し、投資やアドバイスを行うことによってCardanoブロックチェーンの利便性を向上します。ブロックチェーンの研究開発から得た専門知識および業界パートナーとのグローバルなネットワークを活かし、組織や人材教育等の支援を行っています。

EMURGOは2017年6月に日本で創業し、以降シンガポールやインドネシア・インド・ニューヨークに展開しており、Cardanoプロジェクトの公式な商業化部門として活動しています。Cardanoエコシステムのグローバルな成長、そしてCardanoブロックチェーンの導入促進のためにIOHK/Cardano財団と連携しています。プロジェクトの詳細については、https://jp.dev.indonesia.emurgo.io/ をご覧ください!

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